2021 年度 2021 年度第２学年「人間と自然」千波湖巡検

　「人間と自然」千波湖巡検2日目を迎え、化学分析に挑戦しました。地理・地学だけでなく化学も総動員！他教科と横断的に学習することで「学問」の神髄を感じた一日でした。
　化学分析はCOD測定です。現地調査でもCOD値を測定していますが、パックテストを用いた簡易測定です。パックテストは、人間の色彩感覚に大きく依存するため正確な値を測定できません。そこで試薬を用いた化学分析で正確なCOD値を測定しました。測器の正しい使い方やガスバーナーの扱いなど、不慣れなことが多かったですが、しっかりと実験に取り組みCOD値を測りました。また、化学の授業で学習したモル計算にも触れ、復習しながら探究できました。
　測定後は各班で考察。しかし、滴定実験が上手くいかなかったのか、パックテスト結果と著しく乖離した値が検出されてしまいました。実験の難しさを痛感した次第です。化学分析には失敗がつきもの。多くの科学者は失敗に失敗を重ね、大きな成功や発見に近づいきます。その果てしない挑戦の一端に生徒たちは触れることができました。
　「人間と自然」千波湖巡検の２日目では化学分析の奥深さを学び、さらに実験結果から人間と自然の相互の営みを探究することができ、とても実りの多い1日でした。また第三弾でお会いしましょう(^^)/